リスクをミニマイズした「週末起業」で有名になった起業コンサルタント藤井孝一さんの読書活用術。
この本の要旨を簡単に紹介すると次の通りだ。筆者も、すべての論点に賛成である。
藤井さんのいう「アウトプット」とは「話す」、「書く」、「行動する」の3つだ。
「アウトプット」することによって、本がもっと役立ち、付加価値のあるものに変わる。つまり、「人に伝える」ことで、知識が知恵に変わるのだ。
できる人は例外なく「要約力」を備えている。
本を読んで、アウトプットすることで、要約力のトレーニングにもなる。筆者は大学一年の時のゼミで、自分の要約力の無さに気が付き、それ以来、要約力をつけるトレーニングをしてきた。このブログもその現れだ、
本で身につく「全体を俯瞰する力」。
筆者はネット企業の代表取締役副社長として会社を経営していたことがある。いまから思えば、ネット広告業界で生き抜くためには何が欠けているのか、会社の弱みをはっきり認識せず経営していた。全く汗顔の至りだ。
藤井さんは、「全体像を俯瞰する力は読書で養える」と語っている。その通りだと思う。
筆者がこのブログを書いているのは、ブログを「外部記憶媒体」として使っているからだ。藤井さんのいう「アウトプット」の一例だ。
筆者は大体週に3〜5冊程度本を読む。次から次へと新しい本を読むので、読んだという記憶があるが、内容が思い出せないことがよくある。その場合、ブログを「外部記録媒体」として使って、キーワードなどで検索して、あらすじを読み返すのだ。
この本で藤井さんが勧めている本のなかでは、次の本のあらすじをこのブログで紹介している。
「バビロンの大富豪」
「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」人気ビジネス作家橘玲(たちばな・あきら)さんの本は、この本以外も10冊ほどあらすじを紹介している。
この本では「もしドラ」が、ドラッカー関連書として取り上げられている。
「もし高校野球のマネージャーがドラッカーを読んだら」ちなみに「もしドラ」は昨年文庫本となっている。
このブログでは、ユニクロの柳井さんの「わがドラッカー流経営論」のあらすじも紹介している。
「年収1500万円以上の人の愛読書」の中では、次のあらすじを紹介している。
「コトラーの戦略的マーケティング」
「イノベーションのジレンマ」
以前あらすじを紹介した本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」と同じ路線だ。
簡単に読めるし、推薦図書のリストも参考になる。書店で見かけたら、一度手に取ってみることをお勧めする。
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