2010年11月9日追記:

日本シリーズでロッテに敗れた中日落合監督。3年前は日本シリーズを制したが、今年は伏兵西村ロッテに苦杯を飲まされた。

勝負師落合としては案外冷静に分析して、もう来年のことを考えているのかもしれない。

落合監督の浪人時代の野球論の本を紹介する。

マスコミは「オレ流」とかレッテルを貼っているが、今度別ブログで紹介する「なぜ日本人は落合博満が嫌いか?」でテリー伊藤が言っているように、プロに徹して遊びのない落合はマスコミ受けしないだけだと思う。

なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21)なぜ日本人は落合博満が嫌いか? (角川oneテーマ21)
著者:テリー 伊藤
角川書店(角川グループパブリッシング)(2010-05-10)
販売元:Amazon.co.jp
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2007年11月2日追記:


日本シリーズを制して、中日に53年ぶりの優勝をもたらした落合博満監督。

名球会の資格がありながら、名球会には入らないなど、落合監督は「オレ流」とか言われて誤解されることが多い。

今回の最終戦も落合監督の采配が非難されているが、プロとして当然のピッチャー交代だと思う。

その落合監督の考えがよくわかるのが、この「コーチング」と「超野球学(1)」なので、日本シリーズ制覇を記念して再掲する。

コーチング―言葉と信念の魔術


落合博満の超野球学〈1〉バッティングの理屈


落合博満中日監督というとマスコミは「オレ流」とレッテルを貼る。しかし彼の流儀は「基本に忠実に」であり、全然「我が道を行く」とか「唯我独尊」ではない。

彼はあまりに当たり前の事しか言わないので、常人とは異なる「鋭い」見方で人気を保っている有名プロ野球解説者面々には煙たがられ、彼らとは異なるという意味で「オレ流」と呼ばれているのかもしれない。

そんな落合の本は出版社が受けを狙ってか前著の「コーチング」でも「教えない、ただ見ているだけで良い」とか、誤解を招くサブタイトルを付けられていた。

この本も「超野球学1」とあたかも普通の野球理論とは異なる本の様なタイトルを付けられているが、実際はサブタイトルの「バッティングの理屈」が示すとおり、基本の基本のおさらいである。

バッティングの常識は
1.センター返し、

2.ボールをよく見る、

3.コンパクトにスウィングする

の3点だが、落合はそれぞれにわかりやすい説明をして、それらがいかにちゃんと理解されていないかを指摘する。

この本も読んでから買ったが、買う価値のある本だと思う。

たとえばセンター返しについては2000年の中村紀洋との対談で、「落合さんはライトへのホームランが多かったと思いますが、どうやったら右へ強い打球を狙い打ったのですか」と聞かれた時に「ライトに狙い打ったことは一度もないよ」と答えたと。

一瞬中村は驚いた表情をしたが、すぐになるほどと理解した由。翌2001年は中村は前年の記録を大幅に伸ばし、プロの一流の打者でも基本に忠実にやることによって記録を伸ばせることを実証してみせた。

あくまで常識=理屈を説き、全然オレ流ではない。

「バッティングは1日、2日で上達するものではない。1回でも多くバットを振った選手が生き残る。」実に泥臭いが、そういえば王も練習の虫と言われていたことを思い出す。

コンパクトなスウィングの解釈はバットを短く持って、当てに行くのではなく、「トップの位置はより深く、バットは一直線に振り出し、フォロースルーは大きく」だ。

全然しろうと考えと違うが、なるほどと思う。参考になる野球理論である。



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