東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2008-08
おすすめ度:
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東大理III出身で、アルバイトで家庭教師や塾講師をやった後、アルバイトが本業となり、結局受験生を教えることを職業にしてしまった吉永賢一さんの本。
会社の勉強家の友人に勧められて読んでみた。
吉永さんも小学生の頃(!)カーネギーの本に影響されたそうだ。久しぶりに出てきたカーネギー信者だ。
吉永さんは偏差値93だったという。「東大家庭教師…」シリーズは「記憶法」と「読書術」が出ている。それぞれ別ブログで紹介しているので、参照してほしい。
東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2009-02-20
おすすめ度:
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東大家庭教師が教える 頭がよくなる読書法
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2009-07-31
おすすめ度:
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東大理IIIというと、文系・理系を含めて東大の最難関学科で、東大で唯一専門課程が決まっている学部だ(他の学部はまず2年間教養学部に入ってから専門学部に進学振り分けする)。
筆者も理IIIの友人がいるが、エキセントリックというか、ちょっと変わった人が多かった。しかし、この本の著者の吉永さんはまとものようだ。
成績を上げる3つの要素
吉永さんは今まで1,000人以上の生徒に勉強を指導してきた経験をふまえて、成績を上げるには次の3つの要素が必要だと語る。
1.覚える(暗記)
2.わかる(理解)
3.慣れる(練習)
3つの要素のどれが欠けてもダメで、このサイクルを繰り返すことで勉強が高速化する。
ちょっとずつ毎日覚えて、音読なども取り入れて何度でも繰り返すのだ。
吉永さんは本は300回を目安に読む。気に入った本は1,000回読むという。パラパラっとめくって、気になった部分だけ注意深く読むのだという。
実戦的なアドバイスが満載
受験のプロなだけに、実戦的なアドバイスが多い。筆者なりに整理した吉永さんのアドバイスは次の通りだ。
<試験のためのアドバイス>
★わからない問題は無視する
★速くやることを意識する
★模試は結果は無視、復習はしっかり
★カンタンな問題から解いていく
★1問あたりの制限時間を決める
★最後の5〜10分は見直しに使う(新しい問題を解くより点を伸ばせる)
★計算はなるべく暗算する
★論文は3つのネタからふくらます
勉強のためのアドバイス
★どんどん間違える
★こま切れの締め切りで集中力を高める
★「何もしていない時間」を勉強時間にする
★参考書はまず折って汚す
★問題集には「カンタン」と書く
★ノートは後から見てもわかるように書く(これは筆者は反省しなければならない。後からメモに何を書いたのか読めないことが多すぎる)
★ノートに書くのは完結した文章
心構えについてのアドバイス
★人に教える。相手の質問に答える(実はこのブログも本のあらすじを人に伝えて、知識を自分の血や肉にするために書いているものである)
★「つまり?」、「もっというと?」という質問を連発して自分の理解度を確認する。(まさにロジカル・シンキングと同様の手法だ)
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
著者:照屋 華子
販売元:東洋経済新報社
発売日:2001-04
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★やる気が起きない時には、自分の呼吸を観察する(呼吸を感じることで「生きる力」を実感できるのだと。面白いテクニックである)。
★自分に起こったことは、自分に原因があると考えよ(他人や環境のせいにした時点で成長はストップする。自分を変えるという発想を持つのだ)。
★すべてをポジティブシンキングで。
★「現状を受け入れる」ことが成績アップの最初のステップ。
★カンタンを口癖にする。
★感謝する。ほめる。
★定期的に成果をチェックし、記録する
★1秒ルールでさっさと決断し、集中力を高める
★練習での間違いはよろこび、本番での間違いは悔しがる
頭が良くなるのかどうかわからないが、吉永さんの書いていることはオーソドックスな勉強法ばかりで、すべて「腑に落ちる」。
唯一エキセントリックなのは、本を300回、気に入った本は1,000回読むという点だが、これは今度紹介する宇津木妙子さんの講演を聞いた時になるほどと思ったことと一致する。
宇津木魂 女子ソフトはなぜ金メダルが獲れたのか (文春新書)
著者:宇津木 妙子
販売元:文藝春秋
発売日:2008-10-16
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練習は毎日繰り返しやるものであり、練習の目的も毎日繰り返して教え込むのだと。
宇津木さんは「私は頭が悪いから毎日覚えないと忘れる」のだと謙遜して言っていたが、切り返す刀で、会場の出席者に質問した。
「今年御社の社長の年頭の目標は何でしたか?これから当てるから言ってください」
会場が凍り付いた。まさに宇津木さんにガーンと気合いを入れられた。
社長の年頭の挨拶は年初は覚えていたし、今も漠然とは覚えているが、スラスラ言えるほど頭に入っている訳ではない。それでは覚えていないのと同じことなのだ。
吉永さんの言いたいこともたぶん同じだろう。反復練習、重要なことは毎日でも繰り返し、何百回でもやる。
筆者が尊敬するコンサルタント新将命さんの言う「コツコツカツコツ(コツコツ=勝つコツ)」だ。
それが成績が上がる秘訣だ。
参考になれば次クリック願う。
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2008-08
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東大理III出身で、アルバイトで家庭教師や塾講師をやった後、アルバイトが本業となり、結局受験生を教えることを職業にしてしまった吉永賢一さんの本。
会社の勉強家の友人に勧められて読んでみた。
吉永さんも小学生の頃(!)カーネギーの本に影響されたそうだ。久しぶりに出てきたカーネギー信者だ。
吉永さんは偏差値93だったという。「東大家庭教師…」シリーズは「記憶法」と「読書術」が出ている。それぞれ別ブログで紹介しているので、参照してほしい。
東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2009-02-20
おすすめ度:
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東大家庭教師が教える 頭がよくなる読書法
著者:吉永 賢一
販売元:中経出版
発売日:2009-07-31
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東大理IIIというと、文系・理系を含めて東大の最難関学科で、東大で唯一専門課程が決まっている学部だ(他の学部はまず2年間教養学部に入ってから専門学部に進学振り分けする)。
筆者も理IIIの友人がいるが、エキセントリックというか、ちょっと変わった人が多かった。しかし、この本の著者の吉永さんはまとものようだ。
成績を上げる3つの要素
吉永さんは今まで1,000人以上の生徒に勉強を指導してきた経験をふまえて、成績を上げるには次の3つの要素が必要だと語る。
1.覚える(暗記)
2.わかる(理解)
3.慣れる(練習)
3つの要素のどれが欠けてもダメで、このサイクルを繰り返すことで勉強が高速化する。
ちょっとずつ毎日覚えて、音読なども取り入れて何度でも繰り返すのだ。
吉永さんは本は300回を目安に読む。気に入った本は1,000回読むという。パラパラっとめくって、気になった部分だけ注意深く読むのだという。
実戦的なアドバイスが満載
受験のプロなだけに、実戦的なアドバイスが多い。筆者なりに整理した吉永さんのアドバイスは次の通りだ。
<試験のためのアドバイス>
★わからない問題は無視する
★速くやることを意識する
★模試は結果は無視、復習はしっかり
★カンタンな問題から解いていく
★1問あたりの制限時間を決める
★最後の5〜10分は見直しに使う(新しい問題を解くより点を伸ばせる)
★計算はなるべく暗算する
★論文は3つのネタからふくらます
勉強のためのアドバイス
★どんどん間違える
★こま切れの締め切りで集中力を高める
★「何もしていない時間」を勉強時間にする
★参考書はまず折って汚す
★問題集には「カンタン」と書く
★ノートは後から見てもわかるように書く(これは筆者は反省しなければならない。後からメモに何を書いたのか読めないことが多すぎる)
★ノートに書くのは完結した文章
心構えについてのアドバイス
★人に教える。相手の質問に答える(実はこのブログも本のあらすじを人に伝えて、知識を自分の血や肉にするために書いているものである)
★「つまり?」、「もっというと?」という質問を連発して自分の理解度を確認する。(まさにロジカル・シンキングと同様の手法だ)
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
著者:照屋 華子
販売元:東洋経済新報社
発売日:2001-04
おすすめ度:
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★やる気が起きない時には、自分の呼吸を観察する(呼吸を感じることで「生きる力」を実感できるのだと。面白いテクニックである)。
★自分に起こったことは、自分に原因があると考えよ(他人や環境のせいにした時点で成長はストップする。自分を変えるという発想を持つのだ)。
★すべてをポジティブシンキングで。
★「現状を受け入れる」ことが成績アップの最初のステップ。
★カンタンを口癖にする。
★感謝する。ほめる。
★定期的に成果をチェックし、記録する
★1秒ルールでさっさと決断し、集中力を高める
★練習での間違いはよろこび、本番での間違いは悔しがる
頭が良くなるのかどうかわからないが、吉永さんの書いていることはオーソドックスな勉強法ばかりで、すべて「腑に落ちる」。
唯一エキセントリックなのは、本を300回、気に入った本は1,000回読むという点だが、これは今度紹介する宇津木妙子さんの講演を聞いた時になるほどと思ったことと一致する。
宇津木魂 女子ソフトはなぜ金メダルが獲れたのか (文春新書)
著者:宇津木 妙子
販売元:文藝春秋
発売日:2008-10-16
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練習は毎日繰り返しやるものであり、練習の目的も毎日繰り返して教え込むのだと。
宇津木さんは「私は頭が悪いから毎日覚えないと忘れる」のだと謙遜して言っていたが、切り返す刀で、会場の出席者に質問した。
「今年御社の社長の年頭の目標は何でしたか?これから当てるから言ってください」
会場が凍り付いた。まさに宇津木さんにガーンと気合いを入れられた。
社長の年頭の挨拶は年初は覚えていたし、今も漠然とは覚えているが、スラスラ言えるほど頭に入っている訳ではない。それでは覚えていないのと同じことなのだ。
吉永さんの言いたいこともたぶん同じだろう。反復練習、重要なことは毎日でも繰り返し、何百回でもやる。
筆者が尊敬するコンサルタント新将命さんの言う「コツコツカツコツ(コツコツ=勝つコツ)」だ。
それが成績が上がる秘訣だ。
参考になれば次クリック願う。